長下肢装具の作製
我々は装具難民を救うべく、これまであらゆる取組を実施してきました。
今回支援させて頂いたのは、立位や歩行の実用性向上を目的に、入所期間中に義肢装具会社と連携し長下肢装具の作製とリハビリテーションを行いました。
長下肢装具の作製に関しては、脳卒中発症後早期から作製し介入するケースが多く、我々老健(生活期)でも初めての試みでしたので、連携を強化しながら進めることが出来ました。
オリジナル器具を用いた「痙縮(痙性麻痺)のある方」に対するリハビリテーションの勉強会を行いました。
当法人職員(作業療法士)が講師となり、痙縮(痙性麻痺)のある方に対する手作りのリハビリ器具を使った手のリハビリテーションの勉強会を行いました。
●痙縮(痙性麻痺)とは
痙性麻痺とは、脳卒中や脳性麻痺、脳血管障害、脊髄損傷といった脳・脊髄の病気などが原因で起こる手足の突っ張りによる運動障害(後遺症)です。
筋肉が緊張しすぎてしまう状態で、足が突っ張るようになり「手足が動かしにくい・手足を曲げられない・手足がつっぱる」などの運動障害のもとになる症状を痙性といいます。
この痙縮(痙性麻痺)の改善を図る治療法として「ボツリヌス療法」があります。
筋肉のつっぱり(痙縮と呼びます)や異常な運動の姿勢(ジストニアと呼びます)に対して、その筋肉にA型ボツリヌス毒素(ボトックス)注射液を注射して治療を行います。
ただ、ボトックス注射を打っただけで動かなかった手足が動くようになるわけではなく、しっかりとリハビリテーションで動かすことが大切です。
ボツリヌス療法とリハビリテーションを一緒に行うことによって、より日常生活動作などが行いやすくなることが期待できます。
当施設と同じ医療法人弘善会グループには矢木脳神経外科病院(大阪市東成区)があり、ボツリヌス療法を行っています。
当施設リハビリテーション部の職員は矢木脳神経外科病院での勤務経験のある者も多く、知識・経験抱負なリハビリ専門職が在籍しております。
当施設では「リハビリ合宿」(入所リハビリテーション)も行っており、ボトックス注射実施後のリハビリフォローに適しています。
現在、期間限定のリハビリ合宿のお試しキャンペーンも実施しており、お試しプランを3種類ご用意しております。
ぜひこの機会にお試しください!
ミールラウンドの必要性
近年、'ミールラウンド'という言葉を身近に聞くようになってきました。当施設においても今年度は栄養課と共に実施しています。
そんなミールラウンドですが、実施する意味はあるのか?
実は!多職種のチームによる介入で摂食・嚥下機能の改善に効果が見られているんです!
ラウンドの中で食形態の変更や食具、姿勢などの話し合いを行うため、連携がとりやすいのは利点と言えます。
日々利用者様へ親身に関わっている職員との連携の場となり、それがきっかけで肺炎リスクも抑える事ができるなら実施する意味は非常に高いと思います。
来年度もコアの皆さん、委員会の皆さん頑張って下さい♪
今後もコア・委員会が中心となり多職種による取り組みを続けてまいります。
(1)(2)(3)参考文献:中央社会保険医療協議会. "中央社会保険医療協議会 総会(第497回) 議事次第". 厚生労働省. 2021.11.17. https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00120.html
クリスマス前調理レクリエーション
12月の中旬にレクリエーションを実施しました。
内容としては、プリンにクリームやお菓子をトッピングするトッピング企画を行いました!
今回も興味関心チェックリストから調理を選んでいた方々で4階が特に数が多かったので4階のみ実施しています。
アンケートをとり約11名の参加を予定していましたが、当日参加したいと言う方もおられ、総勢15人の方々が参加されました。
皆さん思い思いに盛り付けされとても楽しそうでした♪
また、是非他の会でも実施したいものです。
2022年11月リハビリ合宿卒業生
良いお写真ですね♪
11月もリハビリ合宿卒業者が出ています!
1ヶ月程度利用で参加されました。
このように1ヶ月利用の方も大歓迎ですので、よろしくお願いします。
ミールラウンド
「摂食・嚥下&栄養」コアカリキュラムチームの活動の一環として、ミールラウンドを行いました。
リハビリスタッフがメインになっており、PT、OT、STの 3職種でラウンドしています。
そこに介助のフロアスタッフ、栄養士も集まり現状を観察している所ですね。
写真の方は来所されてからずっとフロア、リハでも悩んでいる入所者様です。
この撮影の数日前に2回目のVEが行われており再度シーティングを行なって食べていただきました。
VEを元にしたこのシーティングに関しても賛否両論ありなかなか悩みましたが、様子を見ることになりました。
恐らくこの先も悩みは尽きませんね。
これからも改善に向けて頑張っていきます!
アロンリハ × 川村義肢(株)
当施設では、川村義肢(株)様と密に連携しご相談をさせて頂いています。
義肢装具のことは勿論のこと、生活サポート用品や福祉用具レンタル、住宅改修まで扱っている業者様であります。
我々は、在宅復帰・在宅療養支援をする上で利用者様により良い生活を送って頂けるよう、福祉用具の選定・見直し・作成などをこだわりを持って対応いたします。
「どんな歩行補助具が合っているんだろう?」
「装具が合ってないような気がするけど、どこに相談したら良いかわからない。」
「食器が持ちにくくて食べこぼしが多い。」
「居室の段差や手すりのない自宅で生活がしにくくなってきた」
など、お困りごとはございませんか?
入所・通所・訪問リハビリ問わず対応させていただいておりますので、ぜひお気軽にご相談ください!
2022.6月
調理評価・訓練
こちらは、在宅復帰前に動作評価として担当OTと共に調理を行っている様子です。
アセスメントを行った際に、優先順位をつけると調理が挙がったため、ご本人とメニューを決めるなどの計画立案を行い実施に至りました。
ご本人は久しぶりの料理に楽しみのあまり血圧が上昇し2品の予定が1品の実施となってしまいましたが、遂行度も満足度も高く実施する事ができ、とても有意義だったと語られています。
2021.10月 國場
10月リハビリ合宿卒業者
さあ、またリハビリ合宿から卒業者が出ました。
フロアにて卒業表彰をしている所です。
スタッフ一同拍手で送らせていただきました!
笑顔が素敵ですね!おめでとうございます!
2021.10月 國場
花を作品に
OTでは園芸活動を行っており、日日草が綺麗に咲いています。
この方は自宅復帰を目指す中、生活や自身の身体状況に不安が強い状態でしが
アセスメントを行い「お花が好きで家でも育てている」「家に行ったときに花が無事で良かった」と聞かれました。
そこで、OTにて花を用いて押し花の作品作りを行いまいました。
予定管理もメモで渡すと覚えており、一つ作ると「仲良くしてる人たちにあげたい」と言われ
退院後も趣味の一つにしますと喜んで頂きました。
2021. 9月 國場
余暇充実同好会 (夏)
余暇充実同好会が開催された時の様子です。
これは皆さんでうちわを作ったようです♪
ジャバラにしてクルっと開くとあっという間にうちわの完成です!
皆さん色とりどりの夏らしいビタミンカラーが栄えていますね~!!
これで今年の夏も乗り切れるはず!
同好会スタッフのみなさん、OTのみなさんお疲れさまでした!
2021.8月 國場
脳トレ活動
当施設では昨年より常勤OTを中心に脳トレーニングを実施しています。
※写真の為に少し集まって頂いています。
今年度は受け身的な利用者様皆さんにも自主的に参加して頂きたく、『司会』という役割を
作って実施して見ました。
司会カードというセリフを書いた物を読みながら、OTにてサポートし一緒に進行していきます。
これが意外と皆様利用者様同士だと、セラピストが司会をするよりも聞いてあげようと耳を傾けて参加して下さるんです!
また、聞こえない方の為に内容を大きな字で書いたプラカードを係のセラピストが持ち難聴の方にも参加して頂けています。
今後も役割活動を増やしていきたいと考えています。
2021.7月 國場
7月リハビリ合宿卒業者
今年もリハビリ合宿卒業者が出ました。
フロアにて卒業表彰をしている所です。
スタッフ一同拍手で送らせていただきました!
おめでとうございます!
2021.7月 國場
自分の服のボタン付け
リハビリの一環で「自分の服のボタン付け」を利用者様と作業療法士の二人三脚で行いました。
「普段おうちで出来ない分、アロンティアクラブに来ただけでも、
自分の家庭や誰かのために何かを作りたい」とのことです。
次回はアロンティアクラブのクッション作成に向けて考えているそうです。
第2弾も乞うご期待下さい‼
2021/12 上田
VE検査
当施設にて、2021年度から歯科医師の方々と協力して「VE検査」というものを行なっています。
(対象者様・ご家族様には事前に検査の目的や方法などを説明し、許可を頂いてます。)
食事中にムセる、飲み込みが悪いなど、嚥下状態に問題がありそうな方に対して
小さな内視鏡を鼻から挿入し、嚥下状態を直接確認します。
検査結果より、食形態の変更や食事時のポジショニング等を検討します。
医師・言語聴覚士・介護士・管理栄養士・看護師・理学療法士・作業療法士など
多職種で1人の利用者様に対して様々な意見交換や調整が行われるためとても勉強になります。
今後も一人でも多くの利用者様の誤嚥性肺炎や窒息リスクを減らし、
快適にお食事を楽しんで頂けるよう努めていきたいと思っております。
川村義肢(株)との連携
入所中の利用者様の歩行獲得に向けて歩行練習を行なうために
義肢装具士さんに来ていただき採寸を行なって頂きました。
後日、完成した装具を持ってきていただき、歩行練習にスムースに移ることが出来ました。
装具を作成された利用者様は現在、在宅復帰されADL野向上を目指して
デイケア・訪問リハビリを利用されています。
アロマ療法チームによる白癬予防の取り組み
今年度のアロマ療法チームによる取り組みとして、白癬予防がございます。
足浴+エッセンシャルオイルにて月1回、各階毎に実施しています。
実施中、利用者さんは気持ち良いといった声があがり笑顔も沢山みられました。